書く練習
書く練習
書くことは、ある考えが本当に自分のものになっているかを確かめる方法です。何かを明確に説明しようとすると、理解の隙間が見えてきますし、ぼんやりした印象も少しずつ形をとりはじめます。
観察から始める
その日に実際に出会った対象を一つ選びます。一つの文、ある会話、仕事の中の困難、あるいは身体の状態の小さな変化でもかまいません。解釈する前に、まず起きたことを記録します。結論よりも、具体的な細部のほうが役に立ちます。
構造を見えるようにする
事実を書き留めたら、自分に三つの問いを立てます。
- 実際には何が起きたのか。
- 考えられる原因は何か。
- 次に何を試せるか。
完璧な答えを求める必要はありません。目的は、観察と解釈と行動を切り分け、それぞれを別々に検討できるようにすることです。
繰り返しの中で書き直す
少し時間をおいてから、自分が書いたものを読み返します。余分な語を削り、曖昧な言い方を具体的な言い方に置き換え、それぞれの文が意図したことを言えているかを確かめます。書き直しを重ねることで、思考と言語の両方が少しずつ良くなっていきます。
有効な練習は、長い必要はありません。一日十分の集中で、自分の学習の記録は十分に積み上がります。そして理解は、思い出しやすく、人に伝えやすく、さらに磨きやすいものになっていきます。